第 6 課 / 全 9 課

王手と詰み

玉が逃げ場を失ったところで将棋は終わります。囲いも攻めも持ち駒も、その瞬間に相手より先に到達するためにあります。


盤で試す

王手

攻められている玉は王手です。王手にはその場で応じなければならず、応じ方は三つしかありません。玉が逃げる、王手をかけた駒を取る、あいだに駒を置く。

王手を口に出す義務はなく、うっかり王手というものもありません。自分の玉が取られる形になる手は、そもそも指せないからです。

詰み

王手に対する合法手が一つもなければ詰みで、そこで終局です。将棋の詰みはチェスより早く訪れます。攻めるほうは、いつでも玉の隣へ新しい駒を打てるからです。

実際には詰みまで指される将棋はほとんどありません。負けているほうが投了するからです。強い人のあいだでは、詰みまで指させるのは礼を欠くこととされています。

詰みの見つけ方

数える順番はいつも同じです。玉の逃げ場を見る、王手をかけているマスを守っている駒を見る、あいだに入れる駒があるかを見る。三つとも「ない」なら詰みです。

詰将棋はそのための標準的な稽古で、この課のような一手詰がその出発点です。詰まない王手は、たいてい王手をかけた駒を失うだけで終わります。