第 7 課 / 全 9 課
特別なルール
残るルールは四つ。めったに出ませんが、どれも勝敗を決めます。最初の一つは、結果を理由に手そのものを禁じる、将棋で唯一のルールです。
盤で試す
打ち歩詰め
持ち駒の歩を打って王手をかけるのは構いません。できないのは、それで詰ますことです。打った歩で詰みになるなら、その手は反則です。他のどの駒でも、まったく同じ詰み方が許されます。
この規則が縛るのは持ち駒から打つ歩だけです。すでに盤にある歩は普通に進んで詰ませますし、と金も同じです。
千日手、持将棋、動けない駒
残る三つは盤というより数え方の規則です。
将棋の引き分けは非常にまれで、百局に一局ほどです。駒が盤から消えないので、たいていどちらかがまだ攻められます。
- 千日手:同じ局面が四回現れると引き分け。ただし連続王手から来た場合は、王手をかけていた側の負けです。
- 持将棋:両者の玉が敵陣に入って詰まなくなったら、駒の点数(飛車と角が5点、他は1点)で決めます。
- 動けない駒:最下段の歩と香、最下段から二段以内の桂は、成らずに置くことも、そこへ打つこともできません。
- 投了:どの棋力でも、これが将棋の普通の終わり方です。
投了もルールのうち
負けが決まった局面で「負けました」と言えば、そこで対局は終わります。プロを含め、将棋の圧倒的多数はこうして終わります。
あきらめが早いのではなく、これが作法です。もう試すことが何も残っていないのに詰みまで指し続けるのは、相手とその時間に対して失礼だとされます。