第 4 課 / 全 9 課

成り

成るとは駒を裏返してより良い動きを得ることです。ほとんどの駒が成れ、たいていは任意で、いつ成らないかを知ることがすでに将棋を指すということです。


盤で試す

どこで、いつ

敵陣は相手側の三段、下から指す側なら a・b・c です。敵陣に入る手でも、その中で動く手でも、そこから出る手でも成れます。

選ぶのは指し終わりで、その一手についてだけです。いま成らなくても、次に敵陣に触れる手でまた成れます。上の盤では敵陣に印がついています。

それぞれ何になるか

飛車と角は元の動きを保ったまま玉の一歩が加わり、竜王(龍)と竜馬(馬)になります。盤上で最も強い二枚です。小駒はすべて金へ集まります。

玉と金は成りません。すでにその姿だからです。そして成った駒を取ると、持ち駒には成っていない状態で入ります。取られたと金は、ただの歩に戻ります。

  • 飛 は 龍 になります。飛車の動きすべてに、斜め一マスが加わります。
  • 角 は 馬 になります。角の動きすべてに、縦横一マスが加わります。
  • 銀・桂・香・歩 は、いずれも金と同じ動きになります。
  • 玉 と 金 は決して成りません。

成りが強制になるとき

成りは任意ですが、成らなければその駒が二度と動けなくなる場合だけは強制です。最下段の歩と香、最下段から二段以内の桂がそれで、そこでは盤が自動で成らせます。

成らないことにも実用があります。成らない銀は後ろの斜めに引けますが、金にはそれができません。成らない桂は、跳べる唯一の駒のままです。